スイス 添乗日記(スイス山岳ホテルとフランス・シャモニーの旅)

 

お仲間8名様(ご夫婦4組)と弊社添乗員でスイス山岳ホテルとフランス・シャモニー10日間のご旅行でした。スイスへは、過去にお二人だけ行ったことがあるということでしたので、比較的オーソドックスなツアーの中に、リピーターの方にも十分ご満足いただける内容を組ませて頂きました。特にツェルマットでのクルムホテルでは、お天気にも恵まれて最高の条件で、めったに見ることのないマッターホルンの輝きをご覧いただけました。フランスとイタリア側からのモンブラン眺望やハイキング、そして、お食事は、各地弊社お薦めのレストランにて最高のスイス料理を堪能していただきました。ツアー終盤には、アパートメントのお部屋を貸し切り、地元のスーパーで購入した食材でミニパーティーを催し、大いに盛り上がりました。

帰国後もスイス想い出会を開催されて、現地の様子を1時間程に編集した弊社オリジナルのDVD(またはBD)映像を鑑賞され、出発前の綿密な打ち合わせや最高のツアー、そして帰国後SNSでの写真交換や想い出話しなど今回のスイスツアーを最大限にお楽しみいただくことができました。


1日目(日本― ドバイ )


航空会社は、関空発着ですので今回は現在の欧州便最短時間となるエミレーツ航空で、ご希望のビジネスクラスのお席をご用意致しました。180度のフルフラットシートにお食事も美味しく、乗り継ぎ時には最新の豪華ビジネスラウンジでゆっくりとご休憩頂いた後、再び広々とした快適なビジネスクラスで目的地ジュネーブへ向かいました。


 

2日目(ジュネーブ ― シャモニー)


午後一番にジュネーブ空港に到着後、出迎えのバスに乗り込み、ジュネーブ市内観光をお楽しみいただきました。通常のジュネーブ湖畔のジェッドーの噴水やイギリス公園だけではなく、高台にある大聖堂、宗教改革記念碑などを見学し、特に、パッケージツアーなどでは訪れることのないパテックフィリップ時計博物館では、あまりの豪華な時計と歴史ある貴重な時計の数々に皆様感嘆されていらっしゃいました。その後、フランス・シャモニーへ。ホテルで休憩後、ご夕食は弊社お薦めのサヴォア地方の料理やラクレットが美味しいお洒落なレストランへご案内し、初日の疲れも忘れて美味しいお料理を堪能されました。

 


3日目(シャモニー滞在)


本日は、ホテル目前から出発するバスにて、イタリア側へ移動してモンブランを堪能する予定でしたが、モンブラントンネルの工事が長引き、トンネル手前で車が大渋滞し、立ち往生のトラブル発生!しばらく様子を見ましたが動きそうにないので、我々はバスを降りてシャモニーの町まで歩いて戻ることにしましたが、こういったトラブルの際に専任の添乗員が居るとお客様も安心ですね。モンブラン山塊を見ながらの予期せぬ楽しいハイキングとなりました。幸いシャモニー側のエギーユ・ドゥ・ミディ行ゴンドラもそれほど混雑しておらず、少し待って無事ミディ山頂へ上がり、快晴の中真っ白なモンブランを間近でご覧頂き、3連テレキャビンで大氷河上をイタリア側のエルブロンネ展望台へ渡り、フランス側からは姿が全く異なる大きなモンブラン山塊を眺望することができました。工事も終わり渋滞が解消されたモンブラントンネルを通りシャモニーへ戻り、休憩後、お洒落なシャモニーの町中ででショッピングをしながら夕食のレストランへ。古い調理器具や馬車まで飾られているクラシックな雰囲気の良いレストランでは、メインで注文したポークステーキが最高に美味しかったですね。


  

 

4日目(シャモニー― ツェルマット)

 

専用バスでフランス・シャモニーからスイス・ツェルマットに移動します。サンベルナール峠を越えて、ヴァリスの谷に入って行きます。通常、ツェルマットへ入る場合は、すべての車・バスは手前のテッシュ駅で下車して、列車に乗り換える必要がありますが、我々はテッシュ駅を専用車でそのまま通過してツェルマットの町へ向かいました。ツェルマット駅そば北側のホテルにチェックインしました。専門店ならではのチェックイン方法でお客様も列車に乗り換える手間もなく、大変楽に移動して頂くことができました。スネッガの展望台レストランのテラスにて、正面にマッターホルンを見ながらお好きなだけのんびりとした時間を過ごせるのも自由な個人旅行の良いところですね。ホテルで休憩後、弊社お薦めのレストランで美味しい生ハムや絶品ラムステーキの夕食を戴きました。

 

5日目(ツェルマット ― ゴルナーグラート)

 

午前中は、グレッシャーパラダイス(クラインマッターホルン)へ上がります。ゴンドラを乗り継ぎ岩壁を這い上るように登り3,800mのクラインマッターホルンに到着です。トンネルを抜けて反対側に出ると、そこはもうイタリア側の景色が広がっています。遥か下には、イタリア・チェルビニアの町が見えます。お天気が良ければ、ヨーロッパ最高峰モンブラン(4,808m)も眺望できます。また、ここでは日本人があまり行かない氷の宮殿を見学。氷河を迷路のようにくり貫いた通路の両側には、アルプスに棲息する動物たちや山仕事する人の彫像が展示等があり、一見の価値ありです。エレベーターで展望台へ登り、ツェルマットから見るのとは形が違うマッターホルンや目の前には真っ白い巨大なブライトホルンが横たわっています。グレッシャーパラダイスを堪能した後、ツェルマットの町へ下りショッピングを楽しんだ後、登山電車でゴルナーグラート(3,100m)へ。皆様、マッターホルン側のお部屋からベッドに寝転びながらマッターホルンの雄姿を眺め、のんびりと贅沢な時間を過ごされました。今回の夕食は、フォンデュ・シノワーズでした。数種類のお肉をブイヨンベースのスープに浸して戴く料理で、フォンデュ・ブルギニオン(オイルフォンデュ)よりあっさりとしており、皆様美味しくたくさん召し上がりました。

 

 


6日目(ゴルナーグラートーユングフラウ地区)

クルムホテル滞在の最大の楽しみは、マッターホルンをはじめヴァリスの名峰群のモルゲンロートです。時間の経過とともに変化していく朝焼けの美しいい景色は、このホテルに滞在しないとみることができません。皆様早起きして、まずはホテルのお部屋から薄闇の中のマッターホルンを眺めてからすぐ上の展望台で、素晴らしい瞬間を見るためにスタンバイしました。東側のモンテローザからブライトホルン、マッターホルンと徐々に山頂が輝き始め、特に太陽の光を正面で受け止めるマッターホルンの山頂を赤く染めて幻想的な世界を作り出しますが、この時は、中腹から麓にかけて帯のように赤く輝き、これまでにない素晴らしい景色を見ることができました。

                             

感動的な名峰群のモルゲンロートをたっぷりと楽しんだ後は、山々を見ながらチーズや野菜が豊富な朝食をゆっくりと戴きました。登山電車の途中駅から少しハイキングを楽しみながら列車でグリンデルワルトへ移動しました。スーツケースは事前にライゼゲペックで先送りしていたので、手ぶらで乗り換えも楽々で、快適な列車の旅を楽しみました。今回は、メンリッヘンからのハイキングとアイガーエクスプレスを利用するためグリンデルワルトに宿泊しました。ホテルそばのイタリアンレストランで、真っ赤に染まるアイガーを仰ぎ見ながら楽しく思い出に残る夕食を戴きました。

 


7日目(ユングフラウ地区)

今日は、メンリッヘンへ新ゴンドラで上がり、クライネシャイデックまでハイキングを楽しみます。新しいターミナル駅から新設のゴンドラでメンリッヘンへ上がりました。ここから見るアイガーはとても大きく、アイガーを正面に見ながらこの時期ならではの赤いヒースの花の群生地わきを通り、クライネシャイデックまで高低差のほとんどない楽チン&絶景ハイキングを楽しみました。クライネシャイデックのテラスレストランにて、アイガー、メンヒ、ユングフラウ三山を眺めながらランチを戴き、登山電車でユングフラウヨッホへ。スフィンクスの展望台からは、最高のお天気で中々全貌を見ることがないアレッチ氷河が眺望でき、雪原からユングフラウを仰ぎ見ることができてとてもラッキーでした。帰路は、アイガーグレッチャーから新ゴンドラ「アイガー・エクスプレス」で一気にターミナル駅へ下りました。本日の夕食は、キッチン完備のアパートメントの一室で、スーパーで買い出した地元の食品を持ち寄り楽しいパーティーとなりました。


   

         

8日目(グリンデルワルト ― ベルン―ルツェルン)

グリンデルワルトから専用バスで世界遺産のベルン旧市街へ。まずは、バラ庭園から旧市街を一望しながらランチを戴きました。そこから徒歩で下って、クマ公園を経由して旧市街の中へ入って行きました。たくさんの噴水や連邦議事堂、大聖堂、時計塔などを見学し、最終宿泊地ルツェルンへ移動しました。

   

 


9日目(ルツェルン―チューリッヒ空港)

昨夜のルツェルンでは、創業500年の老舗レストランにて、ルツェルン名物のクーゲルパステーテと美味しいお料理を戴き、ツアーの思い出話に大いに盛り上がりました。今日は、湖船でルツェルン湖の遊覧を楽しんだ後、チューリッヒ空港へ向かいます。船は中世の面影を残すルツェルンの旧市街を通過します。湖から見るルツェルンの町は一層美しく、湖畔の別荘や緑で覆われた山々を見ながらオードリーヘップバーンの別荘があったビュルゲンシュトックで折り返します。このルツェルン湖クルーズは、ピラトゥス山やリギ山も大きく見えて素晴らしい体験に皆様感動されていました。駅前の4ツ星ホテルをチェックアウトし、列車でチューリッヒ空港へ移動します。

 

 


10日目(ー日本)

シャモニーから専用車でジュネーブ空港へ向かいます。午後のフライトで、一路帰国の途へ。

 

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